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April 16, 2006

こだわり地名クイズ

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楠原佑介1年ぶりの新刊

『こだわり地名クイズ』 ご案内

徳間文庫  4月7日発売 259ページ 定価571円(税別)
  *日本の地名に関しては相当大間違いの“定説” “常識”がまかり通っているゾ!
  *戦後の日本社会を覆った事大主義が誤りを増長させた。
  *本書は間違いを是正し、論理的思考による地名理解を取り戻すための作業、第1弾!

<目次>

第1章 地名の常識 ウソ? ホント?

  [問1]江戸の語源は「日比谷入江の戸口」だった
  [問2]日比谷公園の名に残る地名「日比谷」は海苔篊に由来する
  [問3]江戸の町人町はマチ,武家屋敷地区は~ チョウと呼んだ
  [問4]JR東京駅東口一帯の「八重洲」は本当は丸の内側の地名だった
  [問5]人気マンガ『こち亀』の亀有は昔「亀無村」だった
  [問6]昭和15年の竣工時に大賑わいだった勝鬨橋は戦勝を記念して命名された
  [問7]千葉県銚子市は酒器の銚子に見立てた地名だ
  [問8]東京都武蔵野市は古代からの武蔵野の名を継いだ市名である
  [問9]首都圏のマンション冠称地名1位はやはり「東京」
  [問10]かつて江戸市中には富士見町がたくさんあった
  [問11]富士山は他に全国にたくさんある
  [問12]「~岳(嶽)」という語尾の山名は「険しくゴツゴツした急峻な山」
  [問13]南アルプス市は日本初の欧州語地名だ
  [問14]「伊豆七島」と「伊豆諾島」は同じ島々だ
  [問15]埼玉県川口市は昔、荒川(当時は入間川)の河口だつた
  [問16]『夜明け前』で有名な木曾馬籠は本来、信州(長野県)ではなかった
  [問17]長野県内の「~島」地名は大昔の湖中にあった小島の名残
  [問18]富士山とお茶と次郎長の駿河国の国名は「急流の川」に由来する
  [問19]幕末、賊軍となった佐幕派の藩名は県名にならなかった
  [問20]世界初の原爆被爆地となった広島市はかつて臨時首都だった
  [問21]岡山県倉敷市は江戸時代の蔵屋敷に由来する
  [問22]古代、「阿波の鳴門」以外にも鳴門があった
  [問23]千葉県九十九里浜は実際に九十九里ある
  [問24]ついでに次の距離表示地名は

第Ⅱ章 国名・都市名の不思議クイズ

    毎日使う大地名にも仰天する謎が隠れている
  [問25]古代日本の首都は転々としたが……
  [問26]日本の古国名には雌雄の別があった!『古事記』国生み神話は国名の雌雄を明白に区別していた〈その1〉
  [問27]日本の古国名には雌雄の別があった!『古事記』国生み神話は国名の雌雄を明白に区別していた〈その2〉
  [問28]日本の旧国名──略称は何? 日本列島には68州のクニがあった
  [問29]日本の旧国名──略称は何? (続)これは前問よりも易しい。全問正解してもらわなくちゃ~ネ
  [問30]変転する中国都市名クイズこの国の地名は「“昔の名前”では出てこない」ンだよナ!
  [問31]旧ソ連の都市名は何度も変えられた〈その1〉独裁者スターリンの名を冠した都市名の末路
  [問32]旧ソ連の都市名は何度も変えられた〈その2〉地名が繋がらなければ、歴史は語れなくなるゾ!
  [問33]戦国~江戸初期、日本の都市名も変えられた 戦国武将・近世大名は自分好みに地名を変えた
  [問34]明治維新後にも、地名が変更された 明治2年の版籍奉還は中央集権化の第一歩だった
  [問35]昔の名前(藩名)は何だった? 明治以降、昔の藩(城下町)名を捨てた町
  [問36]県名の由来を分類すると……
  [問37]この国は自国を自国語でどう呼ぶか?
  [問38]イタリアの古都Veneziaは各国語でどう表記しどう発音する? ベニスの商人、ベニスに死す、そしてベネチアン・ガラス……だが
  [問39]インドでは続々と都市名が旧称に戻された! 21世紀、植民地地名を払拭するのが世界のトレンドになった
  [問40]ここはどこ?……漢字地名世界めぐり5大州と主要自然地域(山脈・砂漠ほか)名
  [問41]外国国名を漢字で書くと……ヨーロッパ編)
  [問42]外国国名を漢字で書くと……(続)
  [問43]外国都市名を漢字表記に。さあ、どう読む?

第Ⅲ章 数詞地名・名数地名クイズ
    簡単そうで意外な陥し穴がある──

  [問44]「一宮」・「二宮」だっていろいろあるヨ
  [問45]「三~」のつく名数地名は数多い。まずは誰でも知っている「日本三~」から
  [問46]古代「三関」と呼ぶ関所は何種類もあった。次の口口に入るべき地名は?
  [問47]「三山」にも、いくつか種類がある。次の「~三山」の□□は?
  [問48]江戸の四宿──その規模と機能を比較する
  [問49]江戸の五不動はどこにあつた? 目黒は現・目黒区下目黒三丁目だが……
  [問50]五大陸(五大州)とは?
  [問51]六所遠流──近代以前、世界中の国々でごく一般的に、罪人とくに政治犯などの重罪人は流刑に処され、社会から隔離された。古代律令制と江戸時代の「六所遠流」はどことどこか。
  [問52]鎌倉七口とは?
  [問53]京の七口とは?
  [問54]国生み神話に出てくる大八洲とは?
  [問55]三十三カ所、三十四カ所巡りとは?
  [問56]東海道五十三次、江戸時代の宿名は?
  [問57]数詞地名は意外に難しいゾ! [一]はイチかヒトツか、さて…?
  [問58]難読数詞地名はこんなにある!〈その1〉この「二」~「五」付きの地名をどう読む?
  [問59]難読数詞地名はこんなにある!〈その2〉この「六」~「十」付きの地名をどう読む?
  [問60]まだまだあるゾ! 難読数詞地名 地名には“足し算読み”もあるゾ! さて、以下の地名の読みは?
  [問61]続々あるゾ! 難読数詞地名 変幻自在、摩詞不思議な日本語地名ワールドを探険しよう
  [問62]五十歳は『論語』では「知命(天命を知る)」だが、地名の「五十」は、なかなか難しいゾ!
  [問63]「五十」どころか「百」はもっと難問だ!
  [問64]「五百」もなかなか読めないゾ!

第Ⅳ章 本物は何か? ブランド地名クイズ
    日本は地名を冠称するブランド品の宝庫だった!……

  [問65]日本はブランド地名の先進国だった〈その1〉川柳に見る江戸の地名ブランド①
  [問66]日本はブランド地名の先進国だった〈その2〉川柳に見る江戸の地名ブランド②
  [問67]『枕草子』はブランド地名集成だった! 王朝文学の女性旗手が思い描いた文学的地名のランク度
  [問68]歌枕は日本文学独特のブランド地名 地名から抽象的イメージを呼び起こす不思議な世界
  [問69]大相撲の年寄株(部屋)名のルーツを問う お馴染みの力士の部屋名はどこの地名?
  [問70]大阪の東西の通りは同業問屋街だった! この世界文化遺産級の歴史を忘れるな
  [問71]「六古窯」とはどことどこ? これぐらい知ってなきゃ、中島誠之助先生に笑われちゃうゾ
  [問72]諾国名産海産物ブランド これが日本の地名付きブランド品の元祖だ
  [問73]日本の伝統美──織物ブランド地名は? 廃れゆく日本の民族文化の一つだが、名だけでも覚えておこう
  [問74]味噌は日本の誇るブランド発酵食品だ 全国に“手前ミソ”がこんなにあるゾ!
  [問75]京野菜は「地産地消」の健康食品だった! 京懐石の伝統が育んだ野菜の名品の数かず
  [問76]日本はダイコン王国、その故里は? ラディシュradishは世界共通の健康野菜。日本はその大産地だ!
  [問77]英語で「日本産の~」動植物……その日本語名は? 日本固有種だから“Japanese”~は当然だが、中には意外な翻訳も
  [問78]この犬の原産地はどこだ? ペットの起源を訊ねてみよう〈その1〉
  [問79]この猫の原産地はどこだ? ペットの起源を訊ねてみよう〈その2〉
  [問80]家畜にも地名ブランドがある この組み合わせの家畜名は?
  [問81]地名を冠して呼ばれる稀少動物名は?
  [問82]島にも高山植物がある! 世界に誇る植物のブランド地名は? 美しき花々は北と南の島々を彩る

第V章 難読・異読地名クイズ
    地名はホントに難しくて面白い──

  [問83]6カ所の「上野」、さてどう読む? 日本の地名は、そんなに簡単ではない
  [問84]「上」には、ほかにこんな読み方がある! 前項の6種のほかにも、まだこんなに異読例があるヨ 
  [問85]「上」のついでに「下」も見ておこう 「下」だって「上」に負けず劣らずいろんな読みがあるヨ
  [問86]「神田」だって一筋縄ではいかないヨ さて、どう読む?
  [問87]「神戸」をコウベと読むのは、むしろ少数派だ。さて、以下の7地名はどう読む?
  [問88]「新宿」はシンジュクとは限らないヨ
  [問89]人はいろいろ、人生さまざま。地名も所によって読みが変わる!
  [問90]次の地名に振りガナをつけてみよう! 新カナの驚くべき問題点が浮かんでくるゾ
  [問91]ついでにこれも読んでみよう 日本の地名の実相に迫る問題だゾ
  [問92]「女」心は変わりやすい! この「女」は全部、読みが違うヨ
  [問93]「女」はホント、大変だヨなァ~!
  [問94]「男」・「雄」だって一筋縄ではゆかないヨ
  [問95]男女の仲は微妙で複雑きわまる
  [問96]「愛」にもイロイロな読みがある!
  [問97]家族・親族関係はややこしい!〈その1〉家族・親族を呼ぶ用語は身近に慣れた言葉だから地名に転用されやすいが……
  [問98]家族・親族関係はややこしい!〈その2〉
  [問99]長野県北安曇郡小谷村をオタリと読むのはなぜ? 「谷」という地名の謎に迫る
  [問100]さて、この「熊谷」をどう読む? 源平・一の谷合戦の猛将・熊谷直実は「クマガイ」だが……。
  [問101]日本なのに漢文の返り点式地名もある!
  [問102]さてクリアできるか? 「越」の20変化<その1>
  [問103]さてクリアできるか? 「越」の20変化<その2>
  [問104]「越」を越える「生」の65面相〈その1〉
  [問105]「越」を越える「生」の65面相〈その2〉
  [問106]「越」を越える「生」の65面相〈その3〉
  [問107]「越」を越える「生」の65面相〈その4〉
  [問108]「越」を越える「生」の65面相〈その5〉
  [問109]「越」を越える「生」の65面相〈その6〉
  [問110]「越」を越える「生」の65面相〈その7〉
  [問111]「越」を越える「生」の65面相〈その8〉
  [問112]読めなくて当然 誤字地名だもの〈その1〉
  [問113]読めなくて当然 誤字地名だもの〈その2〉
  [問114]これは読めない! 究極の難読地名に挑戦してみよう〈その1〉
  [問115]これは読めない! 究極の難読地名に挑戦してみよう<その2>

<あとがき>

 およそ三十年前から、私は地名問題に本格的に取り組み始めた。そして昭和五十五年、東京・神田神保町に自前の小さな事務所を構え、「地名情報室」、別称「地名110番」の看板を掲げた。その頃、住居表示問題でマスコミから何度も取材を受けており、早速、数社が「地名110番、開設」と取り上げてくれた。私としては、当局側から地名変更を強制された各地の住民が、何の知識もなしに素手で対抗しているのを見かねて、より適切な情報提供と助言ができれば、という思いだった。
 その後、事務所名は「地名情報資料室」、「地名センター」に変え、最後は自宅兼用となったが、各地の住民の相談に乗り、またマスコミ各社からの個別問題に関する取材にもしっかり対応してきたつもりである。
 個人のほんのささやかな試みだったが、この間、各方面からの問い合わせと回答件数は優に数千件に達するだろう。電話問答や記者諸兄との雑談混じりの地名談議をテープに取っていたら、十数冊の本になっていただろうが、今更悔やんでも仕方がない。
 ささやかながら事務所を構えたメリツトは、もう一つあった。地名に興味を持っ学生諸君や若手の研究者が、日夜、集まってくれたことである。夜ごと多くの仲間と安酒をくみ交わし、談論風発の時を過ごした。話は身近な町名談議に始まり、大仰にいえば歴史地理哲学、名づけて“地名地政学”にも及んだ。地名に対する思い入れ、地名観は人さまざまであり、地名の奥行きの深さをしっかりと認識させられた。私にとっては得がたい鍛錬の場であった。
 本書は、そうした長年にわたって蓄積してきた地名に関する知識と情報を、クイズ形式にまとめたものである。
 設問のなかには、マスコミ関係者や一般の住民の方々からの問い合わせも数多く含まれている。それらを通して、人々が地名のどんなところに興味を持ち、疑問を抱いているのかがわかり、私としては大いに参考になった。
 いわば、みなさんの興味や疑問が、私にこの本を書かせた原動力になった、といっても過言ではない。あえてクイズ形式にしたのは、このほうが少しでも読者に理解していただけるのではないか、と考えたからである。
 内容的には、類書とは一味も二味も違っているはず。それが良かつたのかどうかは、読者の判断を待つしかない。ともあれ、本書を手に取られた読者のみなさんが、地名の持つ複雑にして多様な本質に気づき、その奥行きの限りない深さ、面白さに目覚めていただけたら、これにまさる喜びはない。

   平成十八年二月

                           著者

                                                

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